b1108
兵衛志殿御返事 (ひょうえのさかんどの ごへんじ).
日蓮大聖人 59歳 御作.

 

ひょうえのさかんどの ごへんじ.
兵衛志殿 御返事.

わが ほけきょうも ほんじゃくわごうして りやくを むりょうに あらわす.
我が 法華経も 本迹和合して 利益を 無量に あらはす.

おのおの ふたり また かくのごとし.
各各 二人 又 かくのごとし.

ふたり どうしんして おおごしょ こうどの ほっけどう はちまん とう.
二人 同心して 大御所 守殿 法華堂 八幡 等.

つくり まいらせ たもうならば.
つくり まいらせ 給うならば.

これは ほけきょうの おんりしょうと おもわせ たまわざるべき.
此れは 法華経の 御利生と をもわせ 給わざるべき.

ふたり いちどうの ぎは くるまの ふたつの わの ごとし.
二人 一同の 儀は 車の 二つの わの 如し.

とりの ふたつの はねの ごとし.
鳥の 二つの 羽の ごとし.

たとい つまこらの なかの たがわせ たもうとも.
設い 妻子等の 中の たがわせ 給うとも.

ふたりの おんちゅう ふわ なる べからず.
二人の 御中 不和 なる べからず.

おそれ そうらえども にちれんを たいとしと おもい あわせ たまえ.
恐れ 候へども 日蓮を たいとしと をもひ あわせ 給へ.

もし なか ふわに ならせ たもうならば.
もし 中 不和に ならせ 給うならば.

ふたりの みょうが いかんが ある べかるらめと おぼしめせ.
二人の 冥加 いかんが ある べかるらめと 思しめせ.

あなかしこ あなかしこ.
あなかしこ あなかしこ.

おのおの み わき かたき もたせ たまいたる ひとびと なり.
各各 み わき かたき もたせ 給いたる 人人 なり.

うちより ろん いできたれば いっぽうの あいひしぐも ぎょふの おそれ あるべし.
内より 論 出来れば 鷸蚌の 相扼も 漁夫の をそれ 有るべし.

なんみょうほうれんげきょうと おんとなえ つつしむべし つつしむべし.
南無妙法蓮華経と 御唱え つつしむべし つつしむべし.

きょうきょう.
恐恐.

11がつ 12にち.
十一月 十二日.

にちれん ざいごはん.
日蓮 在御判.

ひょうえのさかんどの ごへんじ.
ひやうえの志殿 御返事.

 
→a1108
→c1108
 ホームページトップ
inserted by FC2 system