しょにんごへんじ.
諸人御返事.
3がつ 19にちの つかい ならびに ふみ おなじく.
三月 十九日の 和風 並びに 飛鳥 同じく.
21にちの いぬの とき とうらい す.
二十一日 戌の 時 到来 す.
にちれん いっしょうの あいだの きしょう ならびに しょがん.
日蓮 一生の 間の 祈請 並びに 所願.
たちまちに じょうじゅ せしむるか.
忽ちに 成就 せしむるか.
はたまた ご ごひゃくさいの ぶっき あたかも ふけいの ごとし.
将又 五 五百歳の 仏記 宛かも 符契の 如し.
しょせん しんごん ぜんしゅう とうの ほうぼうの しょにんらを.
所詮 真言・ 禅宗 等の 謗法の 諸人等を.
めしあわせ ぜひを けっせしめば.
召し合せ 是非を 決せしめば.
にほんこく いちどうに にちれんが でしだんなと なり.
日本国 一同に 日蓮が 弟子檀那と 為り.
わが でしらの しゅっけは しゅじょう じょうこうの しと ならん.
我が 弟子等の 出家は 主上・ 上皇の 師と 為らん.
ざいけは さゆうの しんかに つらならん.
在家は 左右の 臣下に 列ならん.
はたまた いちえんぶだい みな この ほうもんを あおがん.
将又 一閻浮提 皆 此の 法門を 仰がん.
こうじん こうじん.
幸甚 幸甚.
こうあん がんねん 3がつ 21にち いぬのとき.
弘安 元年 三月 二十一日 戌時.
にちれん かおう.
日蓮 花押.
しょにん ごへんじ.
諸人 御返事. |
|
|