b1390-2から1393.
松野殿後家尼御前御返事(まつのどの ごけあま ごへんじ)
別名、盲亀浮木抄 (もうき ふぼく しょう).
日蓮大 聖人 58歳御作.

 

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まつのどの ごけあまごぜん ごへんじ.
松野殿 後家尼御前 御返事.

ほけきょう だい5の まき あんらくぎょうほんに いわく.
法華経 第五の 巻 安楽行品に 云く.

もんじゅしり この ほけきょうは むりょうの くにの なかに おいて ないし みょうじをも きくことを うべからず うんぬん.
文殊師利 此 法華経は 無量の 国の 中に 於て 乃至 名字をも 聞くことを 得べからず 云云、.

この もんの こころは われら しゅじょうの さんがい 6どうに りんね せし ことは.
此の 文の 心は 我等 衆生の 三界 六道に 輪回 せし 事は.

あるいは てんに うまれ あるいは ひとに うまれ あるいは じごくに うまれ あるいは がきに うまれ ちくしょうに うまれ.
或は 天に 生れ 或は 人に 生れ 或は 地獄に 生れ 或は 餓鬼に 生れ 畜生に 生れ.

むりょうの くにに せいを うけて むへんの くるしみを うけて たのしみに あいしかども いちども ほけきょうの くにには しょうぜず.
無量の 国に 生を うけて 無辺の 苦しみを うけて・ たのしみに あひしかども 一度も 法華経の 国には 生ぜず、.

たまたま うまれたりと いえども なんみょうほうれんげきょうと となえず.
たまたま 生れたりと いへども 南無妙法蓮華経と 唱へず、.

となうる ことは ゆめにも なし ひとの もうすをも きかず.
となふる 事は ゆめにも なし 人の 申すをも 聞かず、.

ほとけの たとえを とかせ たまうに いちげんの かめの うきぎの あなに あいがたきに たとえ たまうなり.

仏の たとへを 説かせ 給うに 一眼の 亀の 浮木の 穴に 値いがたきに たとへ 給うなり、.

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こころは たいかいの なかに 8まんゆじゅんの そこに かめと もうす たいぎょ あり.
心は 大海の 中に 八万由旬の 底に 亀と 申す 大魚 あり、.

てあしも なく ひれも なし はらの あつきことは くろがねの やけるが ごとし.
手足も なく ひれも なし・ 腹の あつき 事は くろがねの やけるが ごとし、.

せなかの こうの さむき ことは せっせんに にたり.
せなかの こうの さむき 事は 雪山に にたり、.

この うおの ちゅうや ちょうぼの ねがい じじこくこくの くちずさみには はらを ひやし こうを あたためんと おもう.
此の 魚の 昼夜 朝暮の ねがひ 時時剋剋の 口ずさみには・ 腹を ひやし こうを あたためんと 思ふ、.

しゃくせんだんと もうす きをば せいぼくと なづく ひとの なかの せいじん なり.
赤栴檀と 申す 木をば 聖木と 名つく 人の 中の 聖人 なり、.

よの いっさいの きをば ぼんぼくと もうす ぐにんの ごとし この せんだんの きは この うおの はらを ひやす き なり.
余の 一切の 木をば 凡木と 申す 愚人の 如し、此の 栴檀の 木は 此の 魚の 腹を ひやす 木 なり、.

あわれ この きに のぼりて はらをば あなに いれて ひやし こうをば てんの ひに あて あたためばやと もうすなり.
あはれ 此の 木に のぼりて 腹をば 穴に 入れて ひやし・ こうをば 天の 日に あて あたためばやと 申すなり、.

しぜんの ことわりとして 1000ねんに いちど いずる かめ なり、.
自然の ことはりとして 千年に 一度 出る 亀なり、.

しかれども この きに あうこと かたし.
しかれども 此の 木に 値事 かたし、.

たいかいは ひろし かめは ちいさし うきぎは まれ なり、たとい よの うききには あえども せんだんには あわず.
大海は 広し 亀は ちいさし 浮木は まれなり、たとひ よの うききには あへども 栴檀には あはず、.

あえども かめの はらを えりはめたる ように がいぶんに そうおう したる うきぎの あなに あいがたし.
あへども 亀の 腹を えりはめたる 様に・ がい分に 相応 したる 浮木の 穴に あひがたし.

わがみ おちいりなば こうをも あたため がたし たれか また とりあぐべき.
我が身 をち入りなば こうをも・ あたため がたし 誰か 又 とりあぐべき、.

また あな せまくして はらを あなに いれえずんば なみに あらい おとされて たいかいに しずみなん.
又 穴せばくして 腹を 穴に 入れえずんば 波に あらひ・ をとされて 大海に しづみなむ、.

たとい ふしぎとして せんだんの うきぎの あなに たまたま いきあえども.
たとひ 不思議として 栴檀の 浮木の 穴に たまたま 行きあへども.

われ 1げんの ひがめる ゆえに ふぼく にしに ながるれば.
我 一眼の ひがめる 故に 浮木 西に ながるれば.

ひがしと みる ゆえに いそいで のらんと おもいて およげば いよいよ とおざかる.
東と 見る 故に いそいで のらんと 思いて およげば 弥弥 とをざかる、.

ひがしに ながるを にしと みる なんぼくも また かくの ごとし うんぬん.
東に 流るを 西と 見る 南北も 又 此くの 如し 云云、.

うきぎには とおざかれども ちかづく ことは なし.
浮木には・ とをざかれども 近づく 事は なし、.

かの ごとく むりょうむへんこうにも 1げんの かめの うきぎの あなに あいがたき ことを ほとけ とき たまえり.
是の 如く 無量無辺劫にも 一眼の 亀の 浮木の 穴に あひがたき 事を 仏 説き 給へり、.

この たとえを とりて ほけきょうに あいがたきに たとう.
此の 喩を とりて 法華経に あひがたきに 譬ふ、.

たとい あえども となえがたき だいもくの みょうほうの あなに あいがたき ことを こころうべき なり.
設ひ あへども となへがたき 題目の 妙法の 穴に あひがたき 事を 心うべき なり、.

たいかいをば しょうじの くかいなり かめをば われら しゅじょうに たとえたり.
大海をば 生死の 苦海なり 亀をば 我等 衆生に たとへたり、.

てあしの なきをば ぜんこんの われらが みに そなわらざるに たとえ.
手足の なきをば 善根の 我等が 身に そなはらざるに たとへ、.

はらの あつきをば われらが しんにの 8ねつじごくに たとえ せの こうの さむきをば.
腹の あつきをば 我等が 瞋恚の 八熱地獄に たとへ・ 背の こうの さむきをば.

とんよくの 8かんじごくに たとえ 1000ねん たいかいの そこに あるをば われらが 3あくどうに おちて うかびがたきに たとえ.
貪欲の 八寒地獄に たとへ・ 千年 大海の 底に あるをば 我等が 三悪道に 堕ちて 浮びがたきに たとへ、.

1000ねんに いちど うかぶをば 3あくどうより むりょうこうに いちど にんげんに うまれて.
千年に 一度 浮ぶをば 三悪道より 無量劫に 一度 人間に 生れて.

しゃかぶつの しゅっせに あいがたきに たとう.
釈迦仏の 出世に あひがたきに たとう、.

よの まつのき ひのきの うきぎには あいやすく せんだんには あいがたし.
余の 松木 ひの木の 浮木には・ あひやすく 栴檀には あひがたし、.

いっさいきょうには あいやすく ほけきょうには あいがたきに たとえたり.
一切経には 値いやすく 法華経には あひがたきに 譬へたり、.

たとい せんだんには あうとも そうおう したる あなに あいがたきに たとうるなり.
たとひ 栴檀には 値うとも 相応 したる 穴に あひがたきに 喩うるなり、.

たとい ほけきょうには あうとも かんじんたる なんみょうほうれんげきょうの 5じを.
設ひ 法華経には 値うとも 肝心たる 南無妙法蓮華経の 五字を.

となえ がたきに あいたてまつる ことの かたきに たとう.
となへ がたきに あひたてまつる 事の・ かたきに たとう、
.
ひがしを にしと み きたを みなみと みる ことをば.
東を 西と 見・ 北を 南と 見る 事をば.

われら しゅじょう かしこがおに ちえ ある よしを して.
我れ等 衆生 かしこがほに 智慧 有る 由を して.

しょうを れつと おもい れつを しょうと おもう.
勝を 劣と 思ひ 劣を 勝と 思ふ、.

とくやく なき ほうをば とくやく あると みる きに かなわざる ほうをば きに かなう ほうと いう.
得益 なき 法をば 得益 あると 見る・ 機に かなはざる 法をば 機に・ かなう 法と 云う、.

しんごんは すぐれ ほけきょうは おとり しんごんは きに かない ほけきょうは きに かなわずと みる これ なり.
真言は 勝れ 法華経は 劣り 真言は 機に かなひ 法華経は 機に 叶はずと 見る 是 なり。.

されば おもいよらせ たまえ ほとけ がっしこくに いでさせ たまいて.
されば 思いよらせ 給へ 仏・ 月氏国に 出でさせ 給いて.

いちだいしょうぎょうを とかせ たまいしに 43ねんと もうせしに はじめて ほけきょうを とかせ たまう.
一代聖教を 説かせ 給いしに 四十三年と 申せしに 始めて 法華経を 説かせ 給ふ、.

8かねんが ほど いっさいの みでし みな にょいほうじゅの ごとくなる ほけきょうを たもち そうらいき.
八箇年が 程・ 一切の 御弟子 皆 如意宝珠の ごとくなる 法華経を 持ち 候き、.

しかれども にほんこくと てんじくとは 20まんりの さんかいを へだてて そうらい しかば.
然れども 日本国と 天竺とは 二十万里の 山海を へだてて 候 しかば.

ほけきょうの みょうじを だに きくこと なかりき.
法華経の 名字を だに 聞くこと なかりき、.

しゃくそん ごにゅうめつ ならせ たまいて 1せん2ひゃくよねんと もうせしに かんどへ わたし たまう.
釈尊 御入滅 ならせ 給いて 一千二百余年と 申せしに 漢土へ 渡し 給ふ、.

いまだ にほんこくへは わたらず ほとけ めつご 1せん5ひゃくよねんと もうすに.
いまだ 日本国へは 渡らず、 仏 滅後 一千五百余年と 申すに.

にほんこくの だい30だい きんめいてんのうと もうせし みかどの おんとき くだらこくより はじめて ぶっぽう わたる.
日本国の 第三十代・ 欽明天皇と 申せし 御門の 御時・ 百済国より 始めて 仏法 渡る、.

また じょうぐうたいしと もうせし ひと とうどより はじめて ぶっぽう わたらせ たまいて.
又 上宮太子と 申せし 人 唐土より 始めて 仏法 渡させ 給いて.

それより このかた いまに 700よねんの あいだ いっさいきょう ならびに ほけきょうは ひろまらせ たまいて.
其れより 以来 今に 七百余年の 間・ 一切経 並に 法華経は・ ひろまらせ 給いて、.

かみ 1にんより しも ばんみんに いたるまで こころ あらん ひとは.
上 一人 より 下 万人に 至るまで 心 あらむ 人は.

ほけきょうを いちぶ あるいは いっかん あるいは いっぽん たもちて あるいは ふぼの こうようと す.
法華経を 一部 或は 一巻 或は 一品 持ちて 或は 父母の 孝養と す、.

されば われらも ほけきょうを たもつと おもう.
されば 我等も 法華経を 持つと 思う、.

しかれども いまだ くちに なんみょうほうれんげきょうとは となえず しんじたるに にて しんぜざるが ごとし.
しかれども 未だ 口に 南無妙法蓮華経とは 唱へず 信じたるに 似て 信ぜざるが 如し、.

たとえば いちげんの かめの あいがたき せんだんの せいぼくには あいたれども いまだ かめの はらを あなに いれざるが ごとし.
譬えば 一眼の 亀の あひがたき 栴檀の 聖木には・ あいたれども・ いまだ 亀の 腹を 穴に 入れざるが 如し、.

いれざれば よしなし しゅゆに たいかいに しずみなん.
入れざれば よしなし 須臾に 大海に しづみなん、.

わが ちょう 700よねんの あいだ この ほけきょう ひろまらせ たまいて.
我が 朝 七百余年の間 此の 法華経 弘まらせ 給いて.

あるいは よむ ひと あるいは とく ひと あるいは くようせる ひと あるいは たもつ ひと とうま ちくいよりも おおし.
或は 読む 人 或は 説く 人 或は 供養せる 人 或は 持つ 人 稲麻 竹葦よりも 多し、.

しかれども いまだ あみだの みょうごうを となうるが ごとく なんみょうほうれんげきょうと すすむる ひとも なく となうる ひとも なし.
然れども いまだ 阿弥陀の 名号を 唱うるが 如く 南無妙法蓮華経と すすむる 人も なく 唱うる 人も なし、.

いっさいの きょう いっさいの ほとけの みょうごうを となうるは ぼんぼくに あうが ごとし.
一切の 経 一切の 仏の 名号を 唱うるは 凡木に あうが ごとし、.

いまだ せんだん ならざれば はらを ひやさず ひ てん ならざれば こうをも あたためず.
未だ 栴檀 ならざれば 腹を ひやさず・ 日 天 ならざれば 甲をも あたためず、.

ただ めを こやし こころを よろこばしめて じつ なし はな さいて このみ なく ことばのみ ありて しわざ なし.
但 目を こやし 心を 悦ばしめて 実 なし 華 さいて 菓なく 言のみ 有りて しわざ なし。.

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ただ にちれん 1にん ばかり にほんこくに はじめて これを となえ まいらする こと.
但 日蓮 一人 ばかり 日本国に 始めて 是を 唱へ まいらする 事、.

いぬる けんちょう 5ねんの なつの ころより いまに 20よねんの あいだ ちゅうや ちょうぼに なんみょうほうれんげきょうと これを となうる ことは 1にん なり.
去ぬる 建長 五年の 夏の ころより 今に 二十余年の 間・ 昼夜 朝暮に 南無妙法蓮華経と 是を 唱うる 事は 一人 なり、.

ねんぶつ もうす ひとは せんまん なり よは むえんの もの なり ねんぶつの かとうどは うえん なり こうき なり.
念仏 申す 人は 千万 なり、予は 無縁の 者なり 念仏の 方人は 有縁 なり 高貴 なり、.

しかれども ししの こえには いっさいの けもの こえを うしなう とらの かげには いぬ おそる.
然れども 師子の 声には 一切の 獣・声を 失ふ 虎の 影には 犬 恐る、.

にってん ひがしに いでぬれば ばんせいの ひかりは あとかたも なし.
日天 東に 出でぬれば 万星の 光は 跡形も なし、.

ほけきょうの なき ところにこそ みだ ねんぶつは いみじかり しかども なんみょうほうれんげきょうの こえ しゅったい しては.
法華経の なき 所にこそ 弥陀 念仏は いみじかり しかども 南無妙法蓮華経の 声・ 出来 しては.

ししと いぬと にちりんと ほしとの ひかり くらべの ごとし.
師子と 犬と 日輪と 星との 光 くらべの ごとし、.

たとえば たかと きじとの ひとしからざるが ごとし.
譬えば 鷹と 雉との・ ひとしからざるが ごとし、.

ゆえに ししゅ とりどりに そねみ じょうげ おなじく にくむ ざんにん くにに じゅうまんして かんじん ところに おおし.
故に 四衆 とりどりに そねみ 上下 同く にくむ 讒人 国に 充満して 奸人 土に 多し.

ゆえに れつを とりて しょうを にくむ.
故に 劣を 取りて 勝を にくむ、.

たとえば いぬは すぐれたり ししをば おとれり ほしをば すぐれ にちりんをば おとると そしるが ごとし.
譬えば 犬は 勝れたり 師子をば 劣れり 星をば 勝れ 日輪をば 劣ると そしるが 如し.

しかる あいだ じゃけんの あくみょう せじょうに るふし ややもすれば ざんそし.
然る 間 邪見の 悪名 世上に 流布し・ ややもすれば 讒訴し.

あるいは めりせられ あるいは とうじょうの なんを かおる あるいは たびたび るざいに あたる.
或は 罵詈せられ 或は 刀杖の 難を かふる 或は 度度 流罪に あたる、.

5の まきの きょうもんに すこしも たがわず、されば なみだ さゆうの まなこに うかび よろこび いっしんに あまれり.
五の 巻の 経文に すこしも たがはず、されば なむだ 左右の 眼に うかび 悦び 一身に あまれり。.

ここに ころもは みを かくし がたく じきは いのちを ささえがたし.
ここに 衣は 身を かくし がたく 食は 命を ささへがたし、.

れいせば そぶが ここくに ありしに ゆきを じきとして いのちを たもつ.
例せば 蘇武が 胡国に ありしに 雪を 食として 命を たもつ、.

はくいは しゅようざんに すみし わらびを おりて みを たすく
伯夷は 首陽山に すみし 蕨を をりて 身を たすく.

ふぼに あらざれば たれか とうべき さんぽうの おんたすけに あらずんば いかでか 1にち かたときも たもつべき.
父母に あらざれば 誰か 問うべき 三宝の 御助に あらずんば・ いかでか 一日 片時も 持つべき.

いまだ けんざんにも いらず そうろう ひとの かように たびたび おんおとずれの はんべるは いかなる ことにや あやしくこそ そうらえ.
未だ 見参にも 入らず 候 人の かやうに 度度・ 御をとづれの・ はんべるは・ いかなる 事にや・ あやしくこそ 候へ、.

ほけきょうの だい4の まきには しゃかぶつ ぼんぷの みに いりかわらせ たまいて.
法華経の 第四の 巻には 釈迦仏・ 凡夫の 身に いりかはらせ 給いて.

ほけきょうの ぎょうじゃをば くよう すべき よしを とかれて そうろう.
法華経の 行者をば 供養 すべき よしを 説かれて 候.

しゃかぶつの おんみに いらせ たまい そうろうか また かこの ぜんこんの もよおしか.
釈迦仏の 御身に 入らせ 給い 候か 又 過去の 善根の もよをしか、.

りゅうにょと もうす にょにんは ほけきょうにて ほとけに なりて そうらえば.
竜女と 申す 女人は 法華経にて 仏に 成りて 候へば.

まつだいに この きょうを たもち まいらせん にょにんを まもらせ たまうべき よし ちかわせ たまいし.
末代に 此の 経を 持ち まいらせん 女人を まほらせ 給うべき よし 誓わせ 給いし、.

その おんゆかりにて そうろうか、とうとし とうとし.
其の 御ゆかりにて 候か、 貴し 貴し。.

こうあん2ねん つちのとう 3がつ 26にち.
弘安 二年 己卯 三月 二十六日.

にちれん かおう.
日蓮 花押.

まつのどの ごけあま ごぜん ごへんじ .
松野殿 後家尼 御前 御返事.

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