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1090.
兵衛志殿御返事 (ひょうえのさかんどの ごへんじ).

 
 
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けんじがんねん(1275ねん)11がつ はつか、にちれんだいしょうにん 54さいの おんとき、いけがみむねながに あたえられた ごしょ。
はじめに まっぽうの せそうを のべられ、つぎに あにの むねなかが さいど かんどう された ことに よって、おとうとの むねながが どうようして たいてん する ことを しんぱいされ、ぼんぷが ほとけに なるときは、かならず さんしょうしまとの たたかいが ある ことを しめされ、なんの ある とき こそ けんじゃと なって しんけんに しんじんに はげむように しどう されている。
さいごに、とうせの ねんぶつしゃが げんばちを うけている れいを ひいて じゃしゅうの おそろしさを しめされ、むねながに たいして、あにと ともに なんを のりこえるよう げきれい されている。



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建治元年(1275年)11月20日、日蓮大聖人54歳の御時、池上宗長に与えられた御書。
初めに、末法の世相を述べられ、次に兄の宗仲が再度勘当されたことによって、弟の宗長が動揺して退転することを心配され、凡夫が仏になるときは、必ず三障四魔との戦いがあることを示され、難のあるときこそ賢者となって真剣に信心に励むように指導されている。
最後に、当世の念仏者が厳罰を受けている例を引いて邪宗の恐ろしさを示され、宗長に対して、兄と共に難を乗り越えるよう激励されている。

 
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