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四条金吾殿御返事(しじょうきんごどの ごへんじ)
別名、此経難持御書(しきょうなんじ ごしょ) 背景と大意.

 
 
a
ぶんえい 12ねん(1275ねん) 3がつ むいか、にちれんだいしょうにん 54さいの おんときのごじゅつさくで、べつめいはしきょうなんじごしょ。
このきょう、すなわち ごほんぞんを うけることは よういで あるが、しょうがい、たもち きっていくことは むずかしく、しかも このごほんぞんを たもてば かならず なんを うけるが、なんが あることを かくごして しんじんに はげめば じょうぶつ できると しどう されている。

いかに、ほんしょうの ごもんを しめす。
「うくるは やすく たもつは かたし さるあいだ じょうぶつは たもつに あり」
「この きょうを たもたん ひとは なんに あうべしと こころえて たもつなり」
「なんみょうほうれんげきょうを ねんずるを たもつとは いうなり」.



b
文永12年(1275年)3月6日、日蓮大聖人 54歳の御時の御述作で、別名は此経難持御書。
此の経、すなわち御本尊を受けることは容易であるが、生涯、持ちきっていくことは難しく、しかも御本尊を持てば必ず難を受けるが、難があることを覚悟して信心に励めば成仏できると指導されている。

以下に、本抄の御文を示す。
「受くるはやすく 持つはかたし さる間 成仏は持つにあり」
「此の経を 持たん人は 難に値うべしと 心得て持つなり」
「南無妙法蓮華経を念ずるを 持とは云うなり」.

 
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