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1165.
四条金吾殿御返事(別名、世雄御書) 背景と大意

 
 
a
けんじ 3ねん (1277ねん) 、にちれんだいしょうにん 56さいの おんとき、しじょうきんごに あたえられた ごしょ。
つまこや しょりょうを おしむこと なく しんじんを つらぬく ように いましめ られている ことから、こっかいしょとも いい、せおうごしょとも いう。
ぶっぽうは しょうぶで あるとされ、にほん、ちゅうごくえの ぶっぽうでんらいの れきしを ひかれ、しょうほうを しんずるものは かならず かち、そむくものには げんばちが あることを のべられている。
また、せいかつに さいしんの ちゅういを はらうように ごしどう されている。

いかに ほんしょうの とくちょうてきな ごもんを しめす。
「それ ぶっぽうともうすは しょうぶをさきとし おうほうともうすは しょうばつを もととせり」
「ぶっぽうと もうすは どうりなり どうりと もうすは しゅに かつ ものなり」
「つるぎ なんどは だいかに いるれども しばらくは とけず これ きたえる ゆえ なり.」




b
建治3年(1277年)、日蓮大聖人 56歳の御時、四条金吾に与えられた御書。
妻子や所領を惜しむことなく信心を貫くように戒められていいることから、告誡書(こっかいしょ)ともいい、世雄御書(せおうごしょ)ともいう。
仏法は勝負であるとされ、日本、中国への仏法伝来の歴史を引かれて、正法を信ずる者は必ず勝ち、背く者には厳罰があることを述べられている。
また、生活に細心の注意を払うようにご指導されている。

以下に本抄の特徴的な御文を示す。
「夫れ 仏法と 申すは 勝負を さきとし 王法と 申すは 賞罰を 本と せり」
「仏法と 申すは 道理なり 道理と 申すは 主に 勝つ 物なり」
「剣 なんどは 大火に 入るれども 暫くは とけず 是 きたへる 故 なり」


 
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