c
1179.
中務左衛門尉殿御返事(別名、二病抄)背景と大意

 
 
a
こうあん がんねん (1278ねん) 6がつ 26にち、にちれんだいしょうにん 57さいの おんとき、しじょうきんごに あたえられた ごしょ。
べつめいを にびょうしょう、にびょうしょ とも いう。
びょうきには、みの やまいと こころの やまいの にしゅるいが あることを あかされ、こころの やまいを なおしうるのは ぶっぽうに かぎることを のべられている。
やまいの せんじんに よって、それを ちりょうする きょうほうにも せんじんが あり、その かんけいを あやまれば かえって びょうきが おもく なること、とうせに ひろがっている しつびょうを のぞくのは ほけきょうに かぎる ことを ごしなん されている。
さいごに やく はんとしかんに わたる にちれんだいしょうにんの げりが、しじょうきんごの とうやくに よって かいゆした ことに ついて かんしゃ されている。



b
弘安元年(1278年)6月26日、日蓮大聖人 57歳の御時、四条金吾に与えられた御書。
別名を二病抄、二病書ともいう。
病気には、身の病と心の病の二種類があることを明かされ、心の病を治し得るのは仏法に限ることを述べられている。
病の浅深によって、それを治療する教法にも浅深があり、その関係を誤ればかえって病気が重くなること、当世に広がっている疾病を除くのは法華経に限ることをご指南されている。
最後に約半年にわたる日蓮大聖人の下痢が、四条金吾の投薬によって快癒したことについて感謝されている。

 
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