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1206.
星名五郎太郎殿 御返事 (ほしなごろうたろうどの ごへんじ) 背景と大意.

 
 
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ぶんえい 4ねん(1267ねん) 12がつ いつか、にちれんだいしょうにん 46さいの おんとき、ほしなごろうたろうに あたえられた ごしょ。
ほしなごろうたろうは もと しんごんに きえしていたと つたえられる。
にほんに ぶっきょうが きんめいてんのうの じだいに でんらいして いらい、くにじゅうに ひろまったが、その きょうてんは だいしょう、ごんじつ、ぜんごの さべつが ある。
これにまよえばじゃけんになり、だいほうぼうとなる。
てんだいだいし、でんぎょうだいしは、ほけきょうが いっさいきょうの がんもくで ある ことを しり、しょしゅう しょしを きじゅん させた。
まっぽうに はいって ほけきょうを ひぼう する こうぼうや ぜんどう ほうねんらが せけんから そんけい されているが、きょうもんから はんだん すれば、これらの ひとは じゃけんの ひとと いわなければ ならないと はしゃく されている。
さいごに「おそるべきは だいどくじゃ あっきじん よりも こうぼう ぜんどう ほうねんらの ながれの あくちしきを おそるべし」と のべられている。



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文永4年(1267年)10月5日、日蓮大聖人 46歳の御時、星名五郎太郎に与えられた御書。
星名五郎太郎はもと真言に帰依していたと伝えられる。
日本に仏教が欽明天皇の時代に伝来して以来、国中に広まったが、その経典は大小、権実、前後の差別がある。
これに迷えば邪見になり、大謗法となる。
天台大師、伝教大師は、法華経が一切経の眼目であることを知り、諸宗諸師を帰順させた。
末法に入って、法華経を誹謗する弘法や善導、法然らが世間から尊敬されているが、経文から判断すれば、これらの人は邪見の人と言わなければならない。
最後に「畏る可きは 大毒蛇 悪鬼神 よりも 弘法 善導 法然等の 流の 悪知識を 畏るべし」と述べられている。


 
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