c1243.
日女御前御返事(にちにょごぜんごへんじ) 背景と大意
.

 
 
a
にちれんだいしょうにんが 56さいの おんとき、みのぶから にちにょごぜんに あたえられた ごしょうそく。
にちにょごぜんは、ざいさんも あり、みぶんも がくしきも ある ふじんであった。
(にちにょごぜんの しょざいち、しょうぼつ ねんは ふめい)
ほんしょうは、ごほんぞんに ついて きょうもんを ひかれ、
「この ごほんぞん まったく よそに もとむる こと なかれ」
「この ごほんぞんも ただ しんじんの にじに おさまれり」
「むにに しんずる ゆえに よって」
「なんみょうほうれんげきょうと ばかり となえて ほとけになるべき こと もっとも たいせつなり」など、いよいよ しんじんを ごうじょうに するように はげまされている。


b
日蓮大聖人が56歳の御時、身延から 日女御前に与えられた御消息。
日女御前は、財産もあり、身分も学識もある 婦人であった。
(日女御前の所在地、生没年は不明)
本抄は、御本尊について経文を引かれ、
「此の 御本尊 全く 余所に 求る事 なかれ」
「此の 御本尊も 只 信心の 二字に をさまれり」
「無二に 信ずる 故に よつて」
「南無妙法蓮華経と ばかり 唱へて 仏になるべき 事 尤も 大切なり」等、
いよいよ信心を強盛にするように 励まされている。

 
 →a1243
 →b1243
 ホームページトップ
inserted by FC2 system