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偽書・ 出家功徳御書 (しゅっけ くどくごしょ) .

 
 
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ほんしょうは にちれんだいしょうにんの ごじゅっさく ではない。
いわゆる 「ぎしょ」で、こうせの なにものかが きじゅつした 「にせもの」で ある。
よって ごしんぴつは そんざい しないし、しかるべき しゃほんも そんざい しない。

ほんらい、ひらがなごしょ ホームページに けいさい すべきか まよったが、にっけんしゅう(にちれんしょうしゅう)において、いまも この ぎしょが とくどしきで よまれ、「そう」の ありかたを かんがえる よりどころと なって いる ことから、あえて けいさい することと した。
いかに「ぎしょ」の はんだんきじゅんに ついて、たの ウエブサイトじょうほう から ばっすいして もうしのべる。

<しゅっけくどくごしょが にせものである こんきょ>
にちれんしょうしゅうの そう・さとうじほうは、しょうわ 4ねん 2がつ 16にちに
「にちれんだいしょうにん ごしょしんしゅう」を はっかんしたが、この なかに「せいしつに あらず。ぶんせい おおいに たと ことなれり」と しるして いる。
ほんしょうの きじゅつの ないようは、あきらかに だいしょうにんの ぶんしょうの とくちょうと ちがって いる だけでなく、いかの どうりに はんする ないようが かかれて いる。
「その みは むち むぎょうにも あれ かみを そり けさを かくる かたちには てんまも おそれを なすと みえたり」
「みは むち むぎょうにも あれ かたち しゅっけにて あらば さとにも よろこび われも しゅうちゃく たるべし」
すなわち、「その みに ちえも なく、ぶつどうしゅぎょうを しなくても、かみを そり、けさを かける そうの すがたには てんまも おそれを なす」「みに ちえもなく、ぶつどうしゅぎょうを しなくても、かたち だけにせよ、しゅつけで あるならば ふるさとの ひとも よろこび、わたくし(だいしょうにん)も こころから しゅくふく する」との いみで ある。

だいしょうにんは 「まつのどの ごへんじ」(1389)に つぎの ように おおせである。
「うけがたき じんしんを えて たまたま しゅっけ せるもの もぶっぽうを がくし ほうぼうの ものを せめずして いたずらに ゆうぎ ざつだん のみして あかし くらさんものは ほっしの かわを きたる ちくしょう なり」
すなわち、しゅっけ したもの でも、あそび たわむれ ざつだん のみして せいかつ する ものは ほっしの かわを きた ちくしょうと のべられて いる。
きょうぎ からも、ぶんしょうの かきかた からも、ぎしょで あることは まちがいない。
(以上、http://www.houonsha.co.jp/jiyu/23/778.html を参考に記した)



b
本抄は日蓮大聖人の御述作ではない。
いわゆる「偽書」で、後世の何者かが記述した「偽物」である。
よって御真筆は存在しないし、しかるべき写本も存在しない。

本来、ひらがな御書ホームページに掲載すべきか迷ったが、日顕宗(日蓮正宗)において、今もこの偽書が得度式において読まれ「僧」の在り方を考える依り処となっていることから、あえて掲載することとした。
以下に「偽書」の判断基準にていて、他のウエブサイト情報から抜粋して申し述べる。

<出家功徳御書が偽物である根拠>
日蓮正宗の僧・佐藤慈豊は、昭和4年2月16日に「日蓮大聖人御書新集」を発行したが、この中に「聖筆にあらず。文勢大に他と異なれり」と記している。
本抄の記述の内容は、明らかに大聖人の文章の特徴と違っているだけではなく、以下の道理に反する内容が書かれている。
「其の 身は 無智 無行にも あれ かみを そり 袈裟を かくる 形には 天魔も 恐を なすと 見えたり」
「身は 無智 無行にも あれ 形 出家にて あらば 里にも 喜び 某も 祝著 たるべし」
これは「その身に智慧もなく 仏道修行をしなくても 髪を剃り 袈裟をかける 僧の姿には 天魔も恐れを なす」
すなわち「身に 智慧もなく 仏道修行を しなくても、形だけにせよ 出家である ならば 故郷の 人も 喜び 私(大聖人)も 心から 祝福する」との意味である。

大聖人は「松野殿御返事」(1386)に次のように仰せである。
「受けがたき 人身を 得て 適ま出家 せる者も 仏法を 学し 謗法の者を 責めずして 徒らに 遊戯雑談のみ して 明し 暮さん者は 法師の 皮を 著たる 畜生なり」
すなわち、出家したものでも、遊び戯れ 雑談のみして生活する者は、法師の皮を着た畜生であると述べられている。
教義の上からも、文章の書き方からも、偽書であることは間違いない。
(以上、http://www.houonsha.co.jp/jiyu/23/778.html を参考に記した)

 
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