c
1315.
千日尼御前御返事 (別名、雷門鼓御書) 背景と大意.

 
 
a
こうあん がんねん (1278ねん) 10がつ 19にち、にちれんだいしょうにん 57さいの おんとき、みのぶを おとずれた あぶつぼうが さどに かえる さいに せんにちあまごぜん(あぶつぼうあま)に あたえられた ごしょ。
ほけきょうにくようすることはじゅぽうのほとけ、ぼさつをくようすることになる。
しょうほうの しんこうしゃの りんじゅうの そうは かおいろが しろく なり、みは かるく、やわらかに なると とかれて いる。

ほんしょうの とくちょうてきな ごもんを いかに しめす。
「ししおう ほゆれば 100し ちからをえて もろもろの きんじゅう みな こうべ 7ぶんにわる」
「ほけきょうは ししおうの ごとし いっさいの けものの いただきと す」
「ほけきょうの ししおうを たもつ にょにんは いっさいの じごく がき ちくしょうとうの ひゃくじゅうに おそるる こと なし」
「ぜんにんは (中略) りんじゅうに いろ へんじて はくしょくと なる また かろき こと がもうの ごとし やわらなる こと とろめんの ごとし」



b
弘安 元年(1278年)10月19日、日蓮大聖人 57歳の御時、身延を訪れた阿仏房が佐渡に帰る際に千日尼御前(阿仏房尼)に与えられた御書。
法華経に供養することは十方の仏、菩薩を供養することになる。
正法信仰者の臨終の相は顔色が白くなり、身は軽く、柔らかくなると説かれている。

本抄の特徴的な御文を以下に示す。
「師子王 吼れば 百子 力を 得て 諸の 禽獣 皆 頭 七分に わる」
「法華経は 師子王の 如し 一切の 獣の 頂きと す」
「法華経の 師子王を持つ 女人は 一切の 地獄 餓鬼 畜生等の 百獣に 恐るる事なし」
「善人は (中略) 臨終に 色 変じて 白色と なる 又 軽き 事 鵞毛の 如し やわらかなる 事 兜羅緜の 如し」

 
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