c
1338から1339.
草木成仏口決 (そうもくじょうぶつ くけつ) 背景と大意.

 
 
a
ぶんえい9ねん(1272ねん)2がつはつか、にちれんだいしょうにん 51さいの おんとき、さどで さいれんぼう にちじょうに あたえられた ごしょ。
ほけきょうでは うじょう むじょう ともに じょうぶつ すると とかれている。
みょうほうれんげきょうの 5じの みょうほうは うじょうの じょうぶつ、れんげは ひじょうの じょうぶつを しめす。
てんだいだいしの しかん、みょうらくだいしの ぐけつに しめされた「いっしき いっこう むひ ちゅうどう」の しゃくを ひいいて、かみや きも ほとけに なる ことを のべられている。
また、しゅじょうの いっしんも うじょう・ むじょうが ともに そなわっている。(つめや かみのけは ひじょう)
この そうもくじょうぶつの げんりを ふくむ いちねんさんぜんの ほうもんを こんぽんに、なんみょうほうれんげきょうの だいまんだらを ずけんした むねを あかされている。



b
文永9年(1272年)2月20日、日蓮大聖人 51歳の御時、佐渡で最蓮房日浄に与えられた御書。
法華経では有情、非情ともに成仏すると説かれている。
妙法蓮華経の五字の妙法は有情の成仏、蓮華は非情の成仏を示す。
天台大師の止観、妙楽大師の弘結に示された「一色一香無悲中道」の釈を引いて、紙や木も仏となり本尊になることを述べられている。
また、衆生の一身にも有情・非常が共にそなわっている。(爪や髪の毛は非情)
この草木成仏の原理を含む一念三千の法門を根本に南無妙法蓮華経の大曼荼羅を図顕した旨を明かされている。

 
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