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1358.
諸法実相抄 (しょほうじっそう しょう) 背景と大意.

 
 
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ぶんえい 10ねん (1273ねん)5がつ 17にち、にちれんだいしょうにん 52さいの おんとき、さどにて さいれんぼうに あたえられた ごしょ。
さいれんぼうが ほけきょう ほうべんぽん だいにに とかれている しょほうじっそうに ついて しつもんした ことに たいし、じっそうとは みょうほうれんげきょうの いみょう、ぼんぷを ほんぶつとし しゃか・たほうを しゃくぶつとする など、じんじんの ぎを あかされている。
ぐたいてきには、まんぽうの とうたいの すがたが みょうほうれんげきょうで あり、みょうほうれんげきょう こそ ほんぶつで あるとの ぎを あかされている。
つぎに ひぼうする ものの つみの ふかさ、くようする もの しょうほうを ぐつうする ものの くどくの おおきさを のべている。
さらに だいしょうにんと どうい ならば じゆのぼさつ であると され、しんじんの にどうに はげむよう しどう されている。



b
文永10年(1273年)5月17日、日蓮大聖人 52歳の御時、佐渡にて最蓮房に与えられた御書。
最蓮房が法華経方便品第二に説かれている諸法実相について質問したことに対し、実相とは妙法蓮華経の異名、凡夫を本仏とし釈迦・多宝を迹仏とするなど、甚深の義を述べられている。
具体的には、万法の当体の相(すがた)が妙法蓮華経であり、妙法蓮華経こそ本仏であるとの義を明かされている。
次に誹謗する者の罪の深さ、供養する者、正法を弘通する者の功徳の大きさを説いている。
さらに大聖人と同意ならば地涌の菩薩であるとされ、信心の二道に励むよう指導されている。

 
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