c
1396-2.
浄蔵浄眼御消息 (じょうぞう じょうげん ごしょうそく) 背景と大意.

 
 
a
こうあん 3ねん (1280ねん) 7がつ なのか、にちれんだいしょうにん 59さいの おんとき、まつのろくろうさえもんのじょうに あたえられた しょじょう。
らくとくちょうじゃの こじを ひかれ、ほけきょうの ぎょうじゃを だいろくてんのまおうも おそれ、つかえることを のべられている。
また、みょうしょうごんのうを しょうほうに みちびいた、じょうそう・ じょうげんの ふしの かんけいをあげ、なき ちちの ついぜんを ねがう まつのろくろうの しんじんを はげまされている。
らくとくちょうじゃに ついては しゅってん ふめい。
みょうしょうごんのうは、ほけきょう みょうしょうごんのう ほんじほん だい27に とかれている こくおう。
ふじんを じょうとく、ふたりの こを じょうそう・ じょうげんと いう。
げどう バラモンを しんじていた みょうしょうごんのうを、しょうほうを しんじていた じょうそうと じょうげんとが ちちの じゃほうを はし、しょうほうに きえさせた。
やがて みょうしょうごんのうは ぶつどうしゅぎょうに はげみ じょうぶつした。



b
弘安3年(1280年)7月7日、日蓮大聖人 59歳の御時、松野六郎左衛門尉に与えられた御書。
楽得長者の故事を引かれ、法華経の行者を大六天の魔王も恐れ、仕えることを述べられている。
また、妙荘厳王(みょうしょうごんのう)を正法に導いた浄蔵・浄眼の父子の関係をあげ、亡き子の追善を願う松野六郎の信心を励まされている。

楽得長者(らくとくちょうじゃ)については出典が不明。
妙荘厳王は、法華経妙荘厳王本事品第二十七に説かれている国王。
夫人を浄徳、二人の子を浄蔵・浄眼という。
外道バラモンを信じていた妙荘厳王を、正法を信じていた浄蔵と浄眼とが父の邪法を破し、正法に帰依させた。やがて妙荘厳王は仏道修行に励み成仏した。

 
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