c
1491.
十字御書(むしもちごしょ) 背景と大意

 
 
a
にちれんだいしょうにんが みのぶから おもすどの にょうぼうに あたえられた ごしょうそく。
きじゅつ ねんどは ふめいで、しょうがつ いつかと ある。
おもす にょうぼうは、するがのくに (しずおかけん) ふじぐん おもすの じとう いしかわ しんべい よしすけの つまで、なんじょう ときみつの あねに あたる。
にっこうしょうにんのしゃくふくでにゅうしんし、じゅんしんなしんじんをつらぬき、みょういち そんに
の なを うけたまわって いる。
としの はじめに むしもちや かしなどを ごくよう もうしあげた ことに たいし、「くどくが まし ひとからも あいされる ことになる」と のべられている。
また、じごくや ほとけと いっても、いのちの なかに そなわっている ほんしょうで あることを たとえで しめされて いる。


b
日蓮大聖人が身延から重須(おもす)殿女房に与えられた御消息。
記述年度は不明で、正月5日とある。
重須殿女房は、駿河国(静岡県)富士郡重須の地頭・石川新兵衛能助(よしすけ)の妻で、南条時光の姉にあたる。日興上人の折伏で入信し、純真な信心を貫き、妙一尊尼(みょうにちそんに)の名を受け賜っている。
年の初めにむし餅や菓子などをご供養申し上げたことに対し、「功徳が増し、人からも愛されることになる」と述べられている。
また、地獄や仏といっても、命の中に具わっている本性であることを譬えで示されている。

 
 →a1491
 →b1491
 ホームページトップ
inserted by FC2 system