c183.
一昨日御書(いっさくじつごしょ) 背景と大意.

 
 
a
ぶんえい 8ねん (1271ねん) 9がつ 12にち、にちれんだいしょうにんが へいのさえもんのじょうに あたえられた しょじょう。
「いっさくじつ げんざんに まかりいり そうろうの じょう よろこび いり そうろう」と かきだされている ところから いっさくじつ ごしょ と なづけられた。
りっしょうあんこくろんの たこくしんぴつなんの よげんが てきちゅう した ことを のべ、くにをおもい、みんしゅうを すくわんとする だいしょうにんの こころざしは しょうさんされるべきなのに、きでんは なぜ くにを あんたいに しようとする しんげんを ききいれないのかと いさめられている。
このしょじょうを ていしゅつされた どうじつ、だいしょうにんは めしとられ、たつのくちの ほうなんと なった。



b
文永8年(1271年)9月12日、日蓮大聖人が平左衛門尉に与えられた書状。
「一昨日見参に罷入(まかりいり) 候の条、悦び入り候」と書き出されているところから 一昨日御書と名付けられた。
立正安国論の他国侵逼難の予言が的中したことを述べ、国を思い、民衆を救わんとする大聖人の志は称賛されてしかるべきなのに、なぜ 国を安泰にしようという進言を 聞き入れないのかと 諌められている。
この書状を提出した同日、大聖人は召し捕られ、竜の口法難となった。
 

 
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