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427.
十法界明因果抄 (じっぽうかい みょういんがしょう) 背景と大意.

 
 
a
ぶんおう がんねん(1260ねん)しがつ 21にち、にちれんだいしょうにん 39さいの おんとき、かまくらで ごじっさく された ごしょ.
じっかいの いんが(じごく がき ちくしょう しゅら にん てん しょうもん えんがく ぼさつ ほとけの いんが)が しょうさいに しるされている。
また、しりょく ちょうりょく などのしょうがい、けいざいく びょうく さべつ などの いんがも かたられている。
じごくかいの げんいんは ごぎゃく・ じゅうあく であるが、ほうぼうの ものは むけんじごくに おちる。がきかいは、じぶん のみが びしょくを むさぼったり、みょうもん みょうりの ために せっぽうを する。ちくしょうかいは ぐちで みずからを はじない。しゅらかいは ひとを くだし たを かろしめる ものと のべられている。
そのた、にん、てん、しょうもん、えんがく、ぼさつ、ほとけの いんがを ごしなん されている。
さいごに、ほけきょうは そくしんじょうぶつの きょうてん であると のべられている。



b
文応元年(1260年)4月21日、日蓮大聖人39歳の御時、鎌倉で御述作された御書。
十界(地獄 餓鬼 畜生 修羅 人 天 声聞 縁覚 菩薩 仏)の因果が詳細に記されている。
また、視力 聴力などの障がい、経済苦 病苦 差別などの因果も語られている。
地獄界の原因は五逆・十悪であるが、謗法の者は無間地獄堕ちる。餓鬼界は、自分のみが美食を貪ったり、名聞名利のために説法をする。畜生界は、愚痴で自らを恥じない。修羅界は人を下し他を軽しめる者と述べられている。
さらに、人 天 声聞 縁覚 菩薩 仏の因縁を御指南されている。
最後に、法華経は即身成仏の経典であると述べられている。

 
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