c
505.
顕仏未来記 (けんぶつ みらいき) 背景と大意.

 
 
a
ぶんえい 10ねん (1273ねん) 5がつ 11にち、にちれんだいしょうにん 52さいの おんとき、もんかいちどうに あたえられた ごしょ。
「ほとけの みらいきを あらわす」との だいごう がしめす ように、まず、にちれんだいしょうにんが しゃくそんの みらいきを じっしょうした ことを のべられ、さらに だいしょうにん ごじしんの みらいきを あらわされて、だいしょうにんの ぶっぽうが ぜんせかいに こうせんるふして いくことを よげん されている。
だいしょうにんは ほんしょうに おいて、しゃくそんの ぶっぽうを つきに たとえ、だいしょうにんの ぶっぽうを たいように たとえて、かならず とうどの にほんから、ちゅうごく、インド、ぜんせかいに こうせんるふ すると のべられている。
さいごに、でんきょうだいしの ほっけしゅうぐに しるされている「あさきを さって ふかきに つくは じょうぶの こころ なり」の もんを かりて、でしに こうせんるふの じっせんを すすめている。



b
文永10年(1273年)5月11日、日蓮大聖人 52歳の御時、門下一同に与えられた御書。
「仏の未来記を顕す」との題号が示すように、まず、日蓮大聖人が釈尊の未来記を実証したことを述べられ、さらに大聖人御自身の未来記を顕されて、大聖人の仏法が全世界に広宣流布していくことを予言されている。
大聖人は本抄において、釈尊の仏法を月に譬え、大聖人の仏法を太陽に譬えて、必ず東土の日本から、中国、インド、全世界に広宣流布すると述べられている。
最後に伝教大師の法華秀句(ほっけしゅうぐ)に記されている「浅きを去つて 深きに就くは 丈夫の心なり」の文を借りて、弟子に広宣流布の実践を勧めている。

 
→a505
→b505
 ホームページトップ
inserted by FC2 system