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558.
三世諸仏総勘文教相廃立 (さんぜしょぶつ そうかんもんきょう そうはいりゅう)
別名、総勘文抄 (そうかんもんしょう) 背景と大意.

 
 
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けんじ 4ねん(1279ねん) 10がつ、にちれんだいしょうにん 58さいの おんときの ごしょ。
ときじょうにんに あたえられたと されるが いせつも おおい。
めいしょうは 「さんぜの しょぶつが そうじて かんがえ けつじょう された きょうそうの はいりつ」の いみで、はいりつとは ごんきょうを はいして しんじつの ほけきょうを たてる というもの。さんぜしょぶつとは、かこ げんざい みらいの もろもろの ほとけの いみで、それらの ほとけが そうじて ほけきょうを しんじつの おしえとする。
ほんしょうでは、しゃくそんの おしえを 42ねんかんに ぜんきょうと のち 8ねんの ほけきょうに わけ、にぜんきょうは ほうべん ゆめ であり、ほけきょうは しんじつ げんじつで あると ごしなん されている。



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弘安2年(1279年)10月、日蓮大聖人58歳の御時の御書。
富木常忍に与えられたとされるが異説も多い。
名称は「三世の諸仏が総じて勘え(かんがえ)決定された教相の廃立」の意味で、廃立とは、権教を廃して真実の法華経を立てるというもの。三世諸仏とは、過去、現在、未来の諸々の仏の意味で、それらの仏が総じて法華経を真実の教えとする。
本抄では、釈尊の教えを42年間の爾前経と後8年の法華経に分け、爾前は方便・夢であり、法華経は真実・現実であると御指南されている。

 
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