c955.
富木(とき)入道殿 御返事 背景と大意.

 
 
a
ぶんえい 8ねん (1271ねん) 11がつ、にちれんだいしょうにん 50さいの おんとき、さどに とうちゃく された ちょくごの しょ。ときじょうにんに あたえられた ごしょうそくである。
ぼうとう、さどの てんこうは ひじょうに わるく、じゅうみんは しゅししんの さんとくは おろか、ぶっぽうの せいじゃを まったく しらないと かたられ、そのなかで まっぽうに おける いちだい ひほうを ときひろめるのは だいしょうにん ごじしんで あると のべられている。
そのうえで、さどの るざいを なげかないように しるされ、ぶんまつに、いのちは かぎりあるものだから おしむことなく ぶつどうしゅぎょうに はげむように ごしどうされている。



b
文永8年(1271年)11月、日蓮大聖人 50歳の御時、佐渡に到着された直後の書。
富木常忍に与えられた御消息である。
冒頭、佐渡の天候は非常に悪く、住民は主親師の三徳はおろか、仏法の正邪を全く知らないと語られ、その中で 末法における一大事の秘法を説き弘めるのは、大聖人御自身であると述べられている。その上で、佐渡の流罪を嘆かないように記され、文末に、命は限りあるものだから 惜しむことなく仏道修行に励むように ご指導されている。

 
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