c1526.
上野殿御消息(別名、四徳四恩御書) 背景と大意.

 
 
a
けんじ がんねん(1275ねん)、にちれんだいしょうにん 54さいの おんとき、なんじょうときみつに あたえられた ごしょ。べつめいを しとく しおんごしょという。
げてんの しとくと、ないてんの しおんを しめされ、ほけきょうを たもつものこそが、ほけきょうの くりきによって しおん(ふぼのおん、しゅくのおん、いっさいしゅじょうのおん、さんぽうのおん)を ほうずる ことが できると のべられている。
さらに、ほけきょうを つよく しんじるものを しょてんぜんじんが しゅごするので、しんじんごうじょうならば げんぜあんのん、ごしょぜんしょは うたがい ないと はげまされている。

いかに、ほんしょうの とくちょうてきな ごもんを しめす。
「ひとすじに しんこうする ものをば かげの みに そうが ごとく まもらせ たまい そうろう」
「ひとすじに しんじ たまうならば げんせあんのん ごしょうぜんしょ なるべし」



b
賢治元年(1275年)、日蓮大聖人54歳の御時、南条時光に与えられた御書。
別名を、四徳四恩御書という。
外典の四徳と内典の四恩を示され、法華経を持つ人こそが、法華経の功力によって四恩(父母の恩、主君の恩、一切衆生の恩、三宝の恩)を報ずることができると述べられている。
さらに、妙法を強く信じる者を諸天善神が守護するので、信心強情ならば現世安穏、後生善処は疑いないと励まされている。

以下に、本抄の特徴的な御文を示す。
「一筋に信仰する 者をば 影の身に そふが如く 守らせ給ひ 候なり」
「一筋に信じ 給ふならば 現世安穏 後生善処なるべし」
 

 
→a1526
→b1526
 ホームページトップ
inserted by FC2 system