Information

ひらがな御書のご案内

 

   Introduction

当ホームページは、創価学会版 日蓮大 聖人(にちれんだいしょうにん) 御書全集を 音声ソフトで読むことを目的にしています。
このホームページは ボランティアで運営しているサイトで、創価学会公式サイトではありません。実力不足から 誤字 読み間違いがあることは ご了承ください。

 →管理人あいさつ  ひらがな御書ホームページ設立の経緯と運営の考え. 
 →紙面構成  当ホームページの紙面構成の解説.
 →ご利用の手引き  当ホームページのアイデアとルール. 
 →HP誕生の経緯  当ホームページ誕生のプロセスを ご紹介. 
 →ボランティアスタッフ  当ホームページの協力者 ご紹介.

 



  はじめに

国が把握する障がい者の総発行数は348万人であり、うち 約9%が視覚障がい者で31万人いらっしゃいます。しかし、これは厳密な数値ではないとされています。
現実には 障害者手帳をもっていない人も多く、一説では100万人くらい手帳をもっていない弱視者がいると 言われています。
重度の視覚障がい者の点字が読める人の割合は、障がい1級者で25%、2級者で13%です。3級以下では点字を読める人は ほぼ皆無です。
(以上 平成18年7月1日現在 厚生労働省調べ)

さて、創価学会の中に、視覚障がいをお持ちの学会員が運営している「自在会」という人材グループがあります。
学会員は、真剣に 日蓮大聖人の御書を学んでいますが、現在 悲しむべきことに 点字訳の御書は販売されていませんし 御書の朗読CDなども販売されていません。
すなわち、視覚障がい者は 御書拝読の道が公にないという状況です。
キリスト教もイスラム教も、およそ世界宗教の経典は、みな 点字訳もネット情報もあるのですが、こと 日本語の御書は 基盤が整っていません。

現在、インターネットの文字は音声ソフトを使えば 読むことができますが、音声ソフトは現代文においても十分でなく、専門書や古文書となると間違った読み方が頻発し 音声ソフト利用者の障害は はなはだ多い状況です。
特に 日蓮大聖人の御書は古文であり、ほとんど音声ソフトは意味をなしません。

以上のことを 自在会メンバーから聞き、現状を憂いて 御書のひらがな訳サイトを 2012年11月からブログという形でスタートしました。
その後ホームページ版に変更して、311編のひらがな訳を2019年(平成31年)3月2日に果たすことができました。
311編は、御書全集の約70%の量ですが、主要な御書は収録できています。
近い将来 視覚障がいの人たちに、偉大なる大聖人の声を正確無比に伝える公式のウエブサイト、あるいは点字訳御書の誕生が 必ずあると信じています。それまで このホームページをご活用いただければと存じます。

尚、当サイトの収録作業は、管理人を含む学会有志の8名で行ないました。
ご支援のお陰で311編の収録が無事完了しました。
スタッフの皆さまに心より御礼を申し上げます。

  2019年3月23日 管理人 

 



 紙面構成

ひらがな御書ホームページの紙面について 簡単にご紹介申し上げます。

 トップページ 

赤色のローマ字で「hiraganagosho」とあり、その下に二羽の赤と青の折鶴が向かい合っているイラストがあります。そのイラストには「ひらがな御書」の文字もあります。
折鶴のイラストの下には、ホームページの案内リンク表があります。
紙面構成はシンプルで、検索や移動がスムースにできます。

 その他のページ

ご案内ページ(このページ)は、最上部に「Information」の赤い文字があり、続いて 白梅の枝に止まるメジロ(ウグイスに似た小鳥)の写真を貼っています。
日蓮大聖人の年表のページには、紅梅(赤い梅)の花の写真、また、スタッフ用掲示板のページの下段には、Sさんに校正いただいた高さ46センチメートル、重さ20キログラムのひらがな訳原稿の束の写真を掲載しています。
その他のページは文字だけで構成し、写真やイラストは使用していません。





  ご利用の手引き

当サイトの特徴は、ひらがな訳と 交互文とが ページごとに移動できることにあります。
ひらがな訳とは 全文が ひらがな訳のページ、交互文とは ひらがな訳と原文とが交互に記されているページです。ひらがなだけでは 意味のわからない箇所も、交互文で確かめれば 理解は深まることでしょう。
当サイトでは、aを ひらがな文、bを 交互文、cを 背景と大意として 紙面を構成しています。

例えばa100は、御書の100ページのひらがな訳を表しています。
b100は、同じく御書の100ページの交互文です。
c100は、100ページから始まる御書の解説文書です。
また、→の記号は ジャンプの意味です。
すなわち →a100 は、「御書100ページのひらがな訳にジャンプ」という意味になります。

また、場合によって、a100-2、あるいはa100-3という表示があります。
これは、御書の100ページに2つ、あるいは3つの御書が収められている場合で、すなわちa100-2は、「100ページの2つめの御書」という意味です。

尚、全ページの最下部には、トップページへのリンクがあります。
最下部に下りれば、トップページに戻れます。





  ひらがな御書ホームページ誕生の経緯

当ホームページの前身である「旧ひらがな御書ブログ」は、ウエブ上で知り合った自在会メンバーの千早さん(ハンドルネーム)との対話がきっかけで始まりました。
千早さんが 御書文章をウエブ上で音声ソフトに読ませた場合 古文であるがゆえに 正確に読まないことを知りました。

かくいう私は 過去、御書全集を三度、全編拝読をした経験があります。
読解力は不充分で、教学にも乏しい私ですが、御書を読み 歓喜と感動とを味わった一人として、自在会の人たちが御書を読むことができない現状は 到底 傍観することができませんでした。もし、目が見えないという理由だけで 御書が読めないとするなら それは 近代社会の憂うべき問題であると思ったのです。

創価学会が 今だしばらくの間、点字御書や 朗読CDを出せないとするなら、将来においては出現するにしても、個々の自在会メンバーの命は有限であり、今すぐ 不充分とはいえ 微力ながらも提示する必要性を感じ、ひとまずブログという形で 御書のひらがな訳を始めたのです。しかし ブログは、長文を入れられないという制約がある上、他の文章との連絡が悪く、かつ 様々な構成パーツによって いちいち音声ソフトが反応してしまい、とても読みづらく 利用しにくいものでした。
思案の末 ブログでの活動をやめ、新しくホームページ版に変更し、ついに2019年3月に収録を完了いたしました。

以下に、ひらがな御書の原点とも言えるスタート時の管理人と、協力者・千早さんの挨拶文をご紹介いたします。




 旧ひらがな御書ブログ 管理人挨拶

私の決意を 申し上げます。

2012年11月1日
編者 菊川 広幸.

私はネットで 千早(ちはや)さんという人と出会った。
その人は 目が見えない人だった。
目が見えないのに ブログを見ているという。
あるていど ぼんやり見えているのだと思っていた。
けれど 片目はまったく見えず もうひとつの目は 明るさがわかるていどだという。
では 文字と写真でつくられている もの言わぬブログを、
目が見えない人が なぜ見るのだろうか?
実際には 音声ソフトで 聞いていることを知った。

ある日 千早さんは 私のブログの 猫の写真について、
かわいい とコメントを入れてきた。
なぜ 見えないはずの猫の写真を かわいいというのか?
「写真の猫は 見えているのですか?」 と聞いた。
彼女は 教えてくれた。
「記事や コメント欄の読者の声で 想像するのです」
千早さんは 心の目で 猫や風景を見ているのだ。
私は そのことを知って 何だか 涙がとまらなくなった。
そのことが 途方もなく すごいことに思えたから。

では 音声ソフトで ちゃんと読み上げられるのだろうか?
彼女は 創価の森ブログに 次のように述べている。
「音声ソフトは じっさいには正しく発音されないのです」
漢字が 不自然な音声になるのだという。
くわえて 彼女は言った。
「御書全集を読んでみたい でも 音声ソフトの読み間違いがひどいのです」

たとえば 「日蓮大聖人 御書」は 音声ソフトで、
「にちれんたいせいひと ぎょしょ」 になるという。
正法は 「まさのり」 自行化他は 「じこうかほか」
広宣流布は 「ひろどりるふ」 になるという。
現代語でもヘンな音声なのに 古文はもっとヘンになるらしい。
でも 私には 点字の御書を作る能力はない。
何もしてあげられないと思った。

しかし ある日のこと。
その千早さんが 「小さな一歩でしゅっぱ~つ♪」というブログをはじめた。
見ると 短文ではあるが ひらがなで 御書を記事にしている。
それを見て ハッとした。
「そうか この方法があったのか!」
ひらめいた 「ひらがなごしょ」 のこと。
このとき 目の見えない人の 支えになれることを知った。
過去 私が三度 全編拝読をした御書全集である。
その感動を 目が不自由な人にも 伝えたいと思った。

私は 千早さんにメールした。
「どうでしょう ひらがなごしょを 僕が作るというのは 
10年もすれば カタチにできると思う」
千早さんが すぐに反応した。
「それは素晴らしいことです! 驚きです!」

私は千早さんと会ったことはない。
私が住んでいるところから 遠いところに生活されている。
けれど インターネットの世界には 物理的な隔たりはない。
「よし やろう 自在会の人たちの 目になろう!」
「僕ができること そして とても価値あること!」
私は決めた この道を 歩むことを。

この ひらがなごしょは 私が 生涯挑戦しても終わらないことでしょう。
しかも 進行は とても遅いでしょう。
でも 私は 1つ1つ 地道に このブログを作ります。
そして 10年後には 必ず 喜んでいただけるブログにします。

(続いて、千早さんの挨拶を転記します)





 旧ひらがな御書ブログ 千早さん挨拶

ひらがなを ありがとう。

2012年11月2日
協力者 千早.

この春に 偶然見つけた創価の森ブログ。
その日 見た記事は 菊川さんが ごしょ全編拝読3回目達成!というものでした。
そして しばらくすると 読者のかたも全編拝読を2度達成という記事…
しかも そのかたに御書講義をしてくださっているのは なんと全盲の自在会のかた!
御書の拝読には意味がある。
信心の根本ですから。
大しょうにんの魂ですから。
読めば命が変わる。

御書の全編拝読って 一度はしてみたいな。
でも 御書の見えない私には無理だと 昔からあきらめていました。
一年前に 創価ネットで 日蓮大しょうにん御書全集全文検索を見つけました。
いいもの見つけた! と読み始めたものの 音声ソフトが正確に読んでくれません。

それでも 30ページ余り読んでみました。
でも これでは 読む意味がないし やっぱり無理だとあきらめていたんです。
けれど 菊川さんのブログの記事を見て、
もう一度 なんとかして読んでみたくなりました。

調べてみると がっかりです。
御書全体の朗読されたものはないし 点字の御書も売られていない。
そして これからの予定もない様子です。

何故だろう? でも文句を言うのは 何か違うと思いました。
読めないのは宿命なんでしょう。
私だけじゃない 自在会のみんなの宿命。
それなら 信心してるんだ 宿命転換すればいい。
そんなふうに ふっと 思いました。
でも それは ただ思っただけ。
そんな信心 私には全然ありませんから。

まあ でも 読めなくて 困ってる本人から何か動き出さないとね。
音声ソフトが 漢字を読み間違えないように、
現実 手元にある だいびゃくれんげの御書朗読部分を ぼちぼち聞き書きして、
ひらがな訳してみようかな。
思いは みんなで共有したいこと。
それって ネットに載せること?
じゃあ ブログでも 作ろうか…?
一行でも ないより あった方が いいかも。
そんな軽い気持で 「小さな一歩でしゅっぱ~つ♪」ブログを 踏み出してみました。

初めてのブログ しかも 創価学会員と宣言して、
ちょっと不安なので アドバイスを 求めたんです。
そしたら 「10年もかければ…本気でやれば不可能ではない…」と。
本格的な ひらがなごしょの作成を 菊川さんがやってみようかと。
びっくり驚きの 申し出をしてくださったのです!!

ドアを開き 白杖ついて 道も分からぬ外へ出て、
一歩踏み出した足が 地面に着くか着かないうちに、
さっと 諸天善じんが現れて 転ばぬように手を引いて、
安全安心の車に乗せてくれた。
そんな感じです。

見ず知らずの一人の声を聞き そこから自在会のみんなのためにと、
大変なことを 決意してくださいました。
あーしてください こうしてくださいと 言いたいほうだいの意見を取り入れて、
さらに 利用しやすいように工夫してくださいました。
実際の音声を聞かないと 本当に役立つものは作れないと、
高額な音声ソフトまで購入されて、
お忙しい時間をこじあけて 全部手書きの 全部手作りで、
心をこめて 作成してくださっています。

一般のネット上では 読み間違いだらけ。
そんな中 このひらがな訳と 交互文と そして背景と大意までが、
ここにこうして スラスラと スムーズで正確な音声として 現れてくれました。
漢字も確認できて 理解の手助けとなります。
読めばなんだか 顔が にこにこしてきます。
目が見えていても 漢字の苦手なかたも 子供でも、
そして 何より パソコンを音声ソフトで利用している 自在会メンバーも、
共々に勉強できる そんな嬉しいブログがスタートしました!!

お題目をあげながら しっかりと拝読して、
「信」と「行」を深めていこうと思います。
感謝の気持を自身の成長に変えて 御返しできるよう
マイペースではありますが、
しっかりと 歩みを進めていきたいと思います。





  ボランティアスタッフ

当ホームページは、以下のボランテアスタッフによって 運営 維持されています。
名称は 多くハンドルネームです。
参加順にて 以下にスタッフを ご紹介します。

千早 (ちはや)
 創価学会 自在会の婦人部員。
ちよ
 創価学会 婦人部員。
S.
 創価学会 壮年部員。
晋之介 (しんのすけ)
 創価学会 壮年部員。
浜口コウ (はまぐち こう)
 創価学会 壮年部員。
佐藤牧子 (さとう まきこ)
 創価学会 婦人部員。
ゆりこ
 創価学会 婦人部員。



菊川広幸 (きくかわ ひろゆき)
 創価学会 壮年部員。当サイトの管理人です。
 

 
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