c
1150.
四条金吾殿御返事 別名、八風抄(はっぷうしょう) 背景と大意.

 
 
a
けんじ 3ねん (1269ねん) 、にちれんだいしょうにん 56さいの おんとき、しじょうきんごに あたえられた ごしょ。
りょうちがえの けんで くきょうに おちいった きんごに たいし、うるおい、おとろえ、やぶれ、ほまれ、たたえ、そしり、くるしみ、たのしみの はっぷうに おかされない ものが けんじんで あり、しんじんごうじょうに しゅくんに つかえる ならば、かならず しょてんぜんじんが しゅごすると げきれい されている。
いかに ほんしょうの とくちょうてきな ごもんを しめす。
「けんじんは はっぷうと もうして 8の かぜに おかされぬを けんじんと もうすなり」
「この はっぷうに おかされぬ ひとをば かならず てんは まもらせ たまうなり」
「だんなと しと おもい あわぬ いのりは みずの うえに ひを たくが ごとし」



b
健治3年(1277年) 日蓮大聖人 56歳の御時、四条金吾に与えられた御書。
領地替えの件で苦境に陥った金吾に対し、利(うるおい)、衰(おとろえ)、毀(やぶれ)、誉(ほまれ)、称(たたえ)、譏(そしり)、苦(くるしみ)、楽(たのしみ)の八風に犯されない者が賢人であり、信心強情に主君に仕えるならば、必ず諸天善神が守護すると激励されている。

以下に本抄の特徴的な御文を示す。
「賢人は 八風と 申して 八の かぜに をかされぬを 賢人と 申すなり」
「此の 八風に をかされぬ 人をば 必ず 天は まほらせ 給うなり」
「だんなと 師と をもひ あわぬ いのりは 水の 上に 火を たくが ごとし」

 
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